品川で働くエンジニアパパの子育てブログ

英語のこと中心に子育ての記録を残しています

早期英語教育の一番のメリットは文法

Grammer
以前0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児という本で読んだ話ですが、大抵の場合子供は6歳頃までには自分と同じ母語を話す大人の言っていることはもう8割(6割だったかも)くらい分かるようになっているらしいです。語彙はもちろんそこからどんどん勉強して増えていく訳ですが、その母語の基本的な文法ルールはその頃までには身に付けているので、6歳児が話していて文法的にそれが支離滅裂で理解不可能ということはあまりありません(内容そのものが理解不能ということはありますが。)

例えば「食べる」の過去形が「食べた」であり、可能を示す「食べられた」という活用も受け身の意味での「食べられた」という活用も、現在形の「食べてる」、意思を表す「食べよう」も6歳とものなれば自在に使いこなしていると思いますし、正直こんなのほんの序の口で相当に高度な文法規則を駆使して自分の伝えたいことを話せるようになっています。これって本当に驚異的な能力ですよね。

6歳までに文法の勉強などしません。つまり子供たちは周りの人間が話している言葉を聞きながら、そこに存在する文法のルールを勝手に見つけ出して使いこなしているのです。「られる」を付ければ受け身になるとか、助詞の「が」と「は」はどのように使い分ければ適切だとか、日本語を学びたい外国人であれば教科書と睨めっこしながらうんうん言って学ぶ内容を自動的に身に付けてしまうのです。これは本当に子供の頃にしかない特殊な言語獲得能力です。

私は日本語のネイティブスピーカーなので、こうやって自分の子供が日本語の文法の自動理解をしていっても特に驚くこともありませんでした。「まあ、そんなもんだろう」というか、特段そこに感動はなかったのです。こうやって改めて振り返ってみるとすごいなあと思うのですが、リアルタイムでは特に感動はなかったというのが本音でした。勿体ない話だと思います。もっと感動できる出来事のはずです。

しかしこれが英語となると違ってきます。長女には英語の文法的な講義を一切したことはありません。「〇〇のときは〇〇という単語を使うんだよ」とか話したことはありません。しかしある日、、長女が「-ed」を付けると過去形を表すことを理解していて大変驚かされました。彼女はis、am、areの使い分けも出来ますし、三人称のsも使います。これは彼女が私が読む絵本を聞くなり、テレビのキャラクターが話す英語を聞くなりする中で勝手に導き出したもので、これには本当に感動を覚えました。私は当然のことながらこういう英語のルールを論理的に教科書で学んだので、それを経てないのにどうやったらそんなルールを導き出せるのかと不思議にしか思えません。

ちなみに長女にこのルールを説明してみろと言っても不可能だと思います。なぜなら論理的に理解はしていないからです。子供たちは感覚で自動的に文法を学ぶと言いましたが、逆に言えば、まだ中学生がやるようなやり方で文法を論理的に学ぶことはできないはずです。論理的に理解していなければ人に説明することも無理でしょうし、おそらく訪ねたら「だってそうじゃん」というような類の答えしか返ってこないと思います。

実はこれこそが幼少期からイマージョン方式で子供を言語に触れさせる圧倒的なメリットだと考えています。もちろんやれ発音だリスニングだという部分に子供の英語教育では注目が集まりがちなのは理解しています。それはそれで大きなメリットなんだろうと思っていますが、この「文法の自動理解」ほどの大きなメリットではありません。「音」は所変われば変わってしまうものですが、文法は概ねどの英語圏でも同じです。

私はこの文法を自動理解することを経て文法を感覚で使いこなせるようになることを「頭の中に気が生えている」と表現しているのですが、この木を地面から育てることが出来るのは幼少期だけだと思っています。