マイクロソフトで働くエンジニアパパの子育てブログ

英語教育やプログラミング教育などの話題を中心に子育てについて書いています。このブログは私個人に属するもので、所属する企業の見解ではありません。

池谷裕二さんの「パパは脳研究者」を読みました

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

先日池谷裕二さんの「パパは脳研究者」を読みました。池谷さんと言えば以前「進化しすぎた脳」という、おそらく大ヒットした作品だと思います、を読んだことがあってすごく面白かった記憶があります。その後池谷さんの著作を読むことはなかったのですが、この度お父さんになられたようでこんな本が出版されており、速攻でポチってしまいました。

本書では、主に池谷さんの長女さんが4歳になるまでの経過を、あくまで脳科学研究者の目線を保ちつつ観察したレポートのような造りになっています。「主に」と書いたのは、我々の誰とも変わらない普通のお父さん目線の話も結構入っているからです。

本書で面白かった点のひとつ、れは子供の記憶についてです。私の長女もそうだったのですが、子供にはたまにものすごく素晴らしい記憶力が備わっていますよね?それに私も含めて大人は驚かされるのですが、実は記憶がんだん曖昧化していくというのは人間の成長であるという話が紹介されていました。

どういうことかと言いますと、子供達はあまりにも鮮明に詳細に物事を記憶しているので、例えば同じ人が眼鏡をかけていた、髪型を変えた、化粧を変えた、そういった小さな変化があっても同じものを違うものとして捉えてしまったりします。つまり適切な抽象化できないということだと思います。けれどもそういった記憶の仕方なので、ものすごく細部まで物事を記憶していてそれに大人が驚いたりするわけです。この記憶が曖昧化が成長だという話は面白かったですね。

オキシトシンという脳内物質を出すためにはどうすればいいかという話も面白かったです。 かねてから思っていましたけれども、やはり女性にとって母親になるというのはある意味を肉体的変化でありますので、「自然と」とは言いませんけども、まあある程度は肉体的変化に巻き込まれる形で母親化する部分があるかもと思います。しかし男性にはその肉体的変化が一切ありません。ですので男性は自分で半場強制的に自分を子育てに巻き込む必要があるかなと思っています。オキシトシンを出すには、おそらく男性側にはそのような苦労が求めれらるのではないでしょうか。

本書を通じて最後まで印象的だったのが、いかに脳科学者とはいえ育児は全く理論通り何かないっていうことです。あと親バカには皆なってしまうんだなと、言うところが面白かったですね(笑)池谷さんの長女さんが音楽に耳を止めた様子を見て、将来は音楽家かなと考えたというストーリーが紹介されているのですが、これは私にも大いに心当たりがあります(笑)

もちろん脳科学者のバックグラウンドを活かした鋭い子供への観察眼が本書の主内容で、科学者の観点から考えられた育児に関する意見は大変参考になるものでした。冒頭に述べた通り4歳までの観察日記的な内容ですが、もっと大きいお子さんがいらっしゃる方でも参考になると思います。