I am your daddy

「I am your daddy!」この世に降り立ったばかりの娘にそう告げたとき、私の英語育児は始まりました。これはその記録です。

英語を身に付けた方がいい一番の理由は、英語が話されているコミュニティに参加するために必要だからだと思う

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その昔人が何のために英語を学んだかというと、情報を得るためだったと思います。進んだ西洋文明を吸収するために日本人は英語を学び、そして成功してきたと思います。

しかし外国語で情報を得るためのハードルはどんどん下がってきています。あなた自らが学ばなくても、誰かが翻訳してくれますし、今後はソフトウェアがあなたの代わりに翻訳し、要約し、適切なタイミングで伝えてくれるようになります。

ですのでただ単に情報を得る為に英語を身に付けたいと思っているのであれば、そこから得られるものは今後どんどん小さくなっていくことを覚悟した方がいいかもしれません。

一方で技術の進化があってもあまり変わらないことがあります。それは人間が形成するコミュニティです。もっと言うと、人間が「物理的に」形成するコミュニティです。

シリコンバレーというソフトウェアや企業のメッカがあるかと思います。私は不思議に思うのですが、このインターネットが進んだ時代に(そしてそれを進ませたのもシリコンバレーの方々ですが)、どこからでも誰とでもコミュニケーションが取れるこの時代に、やはりシリコンバレーにはネットワークを求めて人が集うのです。

また私はある米国IT企業の日本支社で働いておりますが、ITを駆使しているこの企業でも、やはり本社にて人と人とのつながり、つまりネットワークによってもたらされるポジティブな効果というのは非常に大きいと感じています。

繰り返しになりますが、このインターネットが進んだこの時代でもやはり「物理的に」人々が形成するネットワークというのは計り知れない力を持っていると思っています。

私は今後誰かが英語を身に付けたいという場合、私が思いつく理由はただ一つ、このネットワークに参加するためです。もちろんどのネットワークに参加するかによって学ぶべき言語は変わってきます。門外漢ですけれど、フレンチ料理をネットワークに入りたいのであればフランス語でしょうし、バレエを極めたければロシア語なのかもしれません。

このネットワークに参加するための力というのは、言語力以外の色々な力が必要とされると思います。なので言語と共にその力も一緒に学ばないと、今後せっかく身に付けた言語を活かすことができないかもしれません。

繰り返しになりますが、情報を得る為に言語を身に付ける時代は終わりを迎えようとしています。日本ではまだまだこのムードから出ることができていないように思いますが、いつまでもそこに固執していると、本当に世界から置いてけぼりを食らうかもしれません。