マイクロソフトで働くエンジニアパパの子育てブログ

英語教育やプログラミング教育などの話題を中心に子育てについて書いています。このブログは私個人に属するもので、所属する企業の見解ではありません。

英語ペラペラな私が子供の英語教育にものすごく熱心な理由


「ペラペラ」という表現はダジャレじゃなく非常に薄っ"ぺら"くて嫌いなのですが、引用記事に乗っかって使ってみました(笑)サブタイトルもそうですけれど、随分と煽ったタイトルです。クリックを集める為とはいえ、あまり気持ちの良いものではないですね。

私は帰国子女や幼少期から英語に触れていた人間ではないですが、努力によって後天的なバイリンガルと言ってもいいくらいのレベルにはなったと思っています。ここまで来るのは非常に長い道のりでしたが。

私がこの日本の英語教育に関して問題だと思っているのが、バイリンガル教育に関するきちんとした情報が非常に少ないということです。

日本でバイリンガルと言うと、「海外で幼少期を過ごされた帰国子女のお嬢様」とか「親のどちらかがが外国人のハーフ」みたいなイメージ止まりじゃないかと思いますが、海外に目を向けてみるとまったく違った景色がそこに見えてきます。

例えばカナダで行われているフランス語のイマージョン教育。例えばインドでは公用語は英語であるが、地方地方では様々なローカル言語が話されているという状況(概ね若者はこれらの言語の読み書きは苦手。)例えばオランダでの英語教育事情。ヨーロッパでは多言語話者が普通に存在しうる環境があること。スイスの公用語は三つもあること。等々。

挙げだすとキリがありませんが、日本の外では日本とまったく違ったバイリンガル(もしくはマルチリンガル)事情があるのです。

果たして日本の外でも、上の記事の中で展開されているような話が通用しますでしょうか?日本人以外の人に説明して納得してもらえる話でしょうか?そういった視点で考えてみるそれこそが、皮肉にも記事の中で語られていますけれど、マルチカルチュラルだと思います。

我々親ががまずできることは、きちんとバイリンガル教育の理論やその実例について学ぶことです。そしてきちんとした情報に当たって学んでから、最終的には自分で判断すればいいのです。

以下の記事に英語育児およびバイリンガル教育もろもろについてまとめていますので、よろしかったらどうぞ。

またこの記事の中でも紹介している「バイリンガル教育の方法」という素晴らしい本を書かれた中島和子先生のインタビュー記事も発見しましたので、このようにきちんとバイリンガル教育について専門的に学ばれた方の意見をまずはきちんと聞いてみることをおすすめします。

きちんとした情報にはあまり光が当てられず、煽り記事みたいな情報にこそ注目が集まってしまいがちな現状は非常に残念です。

ちなみに繰り返しになりますが、上述の記事ではマルチマルチカルチュラルについて語られており、以下のような記述があります。

「マルチリンガルよりもマルチカルチュアルであること」を重要視していた。

私も娘達にはマルチカルチュラルになってもらいたいと思っています。しかしマルチカルチュラルになるのであれば、マルチリンガルであることは前提条件です。

言い換えると、その文化で使われている言語を理解することなしに、その文化について理解することは不可能です。文化の理解には言語の理解が必須なのです。

なので引用部のロジックは成り立たず、子供をマルチカルチュラルにしたいと言っている親御さんは、子供をマルチリンガルにまずしたいと言っていることと同じです。

記事の引用部はおそらく「言語が理解できるだけではダメで、文化まで理解して欲しい」というようなことが話されていたのではないかと思いますが、記事を書く中でこのような表現になってしまったのでしょう。

繰り返しになりますが、きちんとした情報に当たりましょう。

完全改訂版 バイリンガル教育の方法 (アルク選書)

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