マイクロソフトで働くエンジニアパパの子育てブログ

英語教育やプログラミング教育などの話題を中心に子育てについて書いています。このブログは私個人に属するもので、所属する企業の見解ではありません。

Bears in the Night

Bears in the Night (Bright and Early Books)

Bears in the Night (Bright and Early Books)

この絵本は完全に英語のというか、英語圏の子供達にとっては言葉の習得を目的にしたものなのですが、そんな大人たちの思惑は関係なく娘のお気に入りの一冊です。このシリーズはあと何冊か持っているのですが、他のものも似たような感じで、英語のある一部分に焦点を置き、その部分に親しむのに適した内容となっています。本作は、前置詞(preposition)の使い方に焦点を置いています。

熊の兄弟たちが夜中に外から聴こえてくる不思議な音に誘われ、家の窓から抜け出し小さな冒険に出かけるというストーリーなのですが、そこでout, to, at, down, over, under, around, between, through, up, in等の前置詞がどのように使われるべきなのか、実際に熊たちの動きとそれをマッピングすることで説明しています。逆にその説明以外の無駄な英語の描写は一切なく、

out the window.

down the tree.

over the wall.

のように非常に無駄のない文のみで構成されています。よって非常にリズム良くさくっと読むことが出来ます。娘が気に入っているのもそのせいかもしれません。あと熊の兄弟が6、7人いて、その兄弟たちが順々に同じ動作を繰り返していく構成になっていますので、実際には何度も同じ文章が繰り返される構成になっていて、例えばこんな風に進んで行きます。

Out of bed.

Out of bed. To the window.

Out of bed. To the window. At the window.

Out the window.

Out the window. Down the tree.

Out the window. Down the tree. Over the wall.

余談ですが、前置詞と言えば英語を学ぶ上での一つの迷い所ではないかと思いますが、個人的には日本語の助詞について一度学び直してみると、こんなに複雑で重要な助詞に比べたら、英語の前置詞は全然難しくないし、間違えたとしてもそんなに痛手ではない、と思うようになりました。今でも仕事で英語を使う上で前置詞の使い方で迷うことは多いです。特にこの絵本に出てくるような物理的な意味で前置詞を使うのではなく、時間など概念的な文脈の中で前置詞を使うことになることがほとんどなので、何が正解なのか迷うことも多かったりするのですが、結構えいやと選んでしまうことも多いです。物理的な意味での前置詞の使い方を、小さい頃からこういう本でしっかり学んでおけば、もっと抽象的な事に関しても応用が効くようになるのかもしれませんね。