品川で働くエンジニアパパの子育てブログ

英語のこと中心に子育ての記録を残しています

私の英語子育てのバイブル「ヒロシ、君に英語とスペイン語をあげるよ」を紹介します!

ヒロシ、君に英語とスペイン語をあげるよ

ヒロシ、君に英語とスペイン語をあげるよ

英語子育てに大きな影響を与えた一冊

実は私の英語子育てはこの本から大きな影響を受けているので、このブログの最初の段階でこの本に関する感想を書きたかったのですが、思い入れが強い分中々手を出せずにいました。

以前別のエントリで書いた事があるのですが、私の「英語という言葉を娘に贈りたい」という考え方はこの本からの受け売りです。

洋君は父には英語、母にはスペイン語で育てられた

この本は、ある大学教授夫婦が、父親は英語、母親はスペイン語をそれぞれ用い、ひとり息子である洋君を日本で三ヶ国語話者、つまりトリリンガルに育てたその記録です。

多くのバイリンガル子育てに関する本がそうであるように、この本も大きく分けて、多言語話者に関する理論的な説明と、実際に子育てをするうえでどうしていったのかという実践的な部分の二つから構成されています。

この本が独特なのは、その実践的な部分に父親のパートと母親のパートがそれぞれあることです。

おそらくバイリンガル子育てをしていれば、父親の方は父親パートに、母親の方なら母親パートに共感することが多いのではないかと思います。

いま改めてまえがきに目を通してみたのですが、外国語や海外文学を専門とする大学教授夫婦とはいえ、やはりこの子育てには困難や苦労が多かったのだな、ということが読み取れます(ちなみに執筆時点では洋君は中学三年生。)

その困難を乗り越えられたのは、まえがきにもある通り親子の信頼関係の賜物だと思いますし、それを通して家族の結束が強くなったであろうことは想像に難くないです。

この本から得た英語子育て方法

洋君のご両親は、彼がまだ話せない頃から一人二役で会話を担当言語で行っていたそうです。私もこれを娘に対して実践していました。朝起きれば「Good morning. How are you?」、窓を開けるときは「I am going to open the window」、空を見れば「It's a sunny day today」といった感じでまず娘に語りかけます。

何が一人二役なのかと言いますと、つまり娘の返事まで自分で話すということです。例えば「I am good. How are you, daddy?」というように自分で自分に返事をします。傍から見たら多分おかしな行動だと思いますが、自分の家の中での行動なので何でもありです。

またこの本で紹介されていた絵本類はけっこう購入の参考にさせて頂きました。そのひとつであるPat the Bunnyは娘もお気に入りで、たくさん読んで触って遊び、今はボロボロになっています。

子供を音楽好きにするアイデア

あとひとつこの本を読んで強く思ったのは、娘を音楽好きにさせたいということでした。父親の崇郎(たかお)さんは、音楽と言語能力の強い関連性を指摘してらっしゃいます。

そのことは抜きにしても、いつか娘と音楽を楽しめたらという思いから、娘がミルクを飲む際には音楽をかけるとご夫婦のアイデアを真似させて頂きました。今でも朝食を娘と食べるときには、音楽が我が家にはかかっています。

母親の光世さんのパートで感動

私は男親ですが、母親である光世さんのパートも私はすごく好きです。父親の崇郎さんがかなり意思が強く厳しい方のようなので、必要以上にそう見えるのだと思いますが、ときに迷い、悩みながらも洋君と接する姿には心を打たれるものがあります。

例えば洋君が、今まで意味のある言葉を発していなかったのに、突然車を指差し「cah(カー)」と言ったのを聞いたとき、多くの親がそうであるように彼女は感激し、自分も「car」と言ってみたい衝動に駆られます。

しかし彼女はスペイン語で、「Hiroshi, es un COCHE(ヒロシ、コチェなのよ)」と返します。これは本当に私のお気に入りのエピソードで、光世さんの揺れ動く気持ちがすごくよく伝わってきます。

洋君の第一言語は結局何?

この本には興味深いことはたくさん載っているのですが、総合して私が一番興味深いと思っているのは、やはり洋君の第一言語は日本語だということです。

これはもちろんご夫婦の意図したものであったと思いますし、実際にバイリンガル子育て歴の長い方からすれば当たり前のことなんだと思います。

ですが現在の私のように、まだ子供が家庭以外のどのコミュニティにも属していない状態の親にとっては、「親が日本語話さなくて日本語を話せるようになるのだろうか」という心配が頭をよぎってしまうのが正直なところではないでしょうか。バイリンガル子育てに関してまったく知識の無い方もそのように思ってしまうでしょう。

しかし洋君の例から分かるように、外の世界、大部分は学校の友達だと思いますが、からやってくる言葉、子供の属するコミュニティで話されている言語はものすごい強い力を持っていて、家庭で使われてなかろうが問題になることはありません。

バイリンガル子育てをしている親は強い意志をもって、家庭内では家庭内の言語に徹していかなければならないということです。

北村親子のその後

ちなみに私は英語のことは抜きにしても、この親子の物語がすっかり気に入ってしまったので、その後アメリカの大学に進んだ洋君と、崇郎さんの往復書簡をまとめた、以下の本も購入して楽しみました。

こちらは英語子育てとはほとんど関係のない内容なのにも関わらず、続編として楽しめると思います。例え自分の子ではなくても、子供の成長というのは本当に興味深いものだなと思います。

ただいまアメリカ留学中―息子と父の往復書簡

ただいまアメリカ留学中―息子と父の往復書簡

洋君を育てた英語絵本たち

本書「ヒロシ、君に英語とスペイン語をあげるよ」では、実際に父親の崇郎さんが洋君に読んであげた英語絵本がいくつか紹介されています。

Johnny Crow's Garden

大好きな絵本で何度も長女と読みました!英語独特の韻を踏んだ文章が非常に気持ちがいいのと、コミカルな動物たちの絵柄が最高に楽しい絵本です。なんと無料で公開もされていますので、興味のある方は以下の記事をどうぞ。

The Little Red Hen

これも娘が大好きでよく読んでいます。働き者のニワトリと、そうではない三匹の動物たちの同居生活に関する物語です。こういう教訓めいた絵本は教育にもなっていいですよね(笑)

Old Hat New Hat

自分にピッタリ合う帽子を探すクマの話で、形容詞の勉強ができるようになっている絵本です。文章と言うよりは単語がメインになっている内容で、読み手の親としても英語絵本の導入にぴったりなんじゃないかと思います。

Pat the Bunny

ちょっとした仕掛け絵本になっていて、読んであげるだけでなく、子供が触って遊べるようになっています。なので赤ちゃんに読んであげたりするのに最適なんじゃないかと思いますが、結構すぐにボロボロになってしまいます(笑)

Pat the Bunny ( Pat the Bunny) (Touch-and-Feel)

Pat the Bunny ( Pat the Bunny) (Touch-and-Feel)

The Little Engine That Could

山の向こうに住む子供たちに荷物を届けようとする汽車の物語です。読後感のさわやかなストーリーで、誰にでもお勧めできます。詳しくは以下をどうぞ。

その他の関連記事