マイクロソフトで働くエンジニアパパの子育てブログ

英語教育とプログラミング教育。グローバリゼーションや多様化する社会。ソフトウェアの進化やテクノロジーの進化で変わっていく仕事や生活の在り方。社会人として、そして親として考えたことを書いてます。このブログは個人のもので、所属する企業の見解ではありません。

とっても勉強家のお母さんの娘さんがハーバードに進んだ話。広津留真理さんの「世界に通用する一流の育て方 」を読みました!

世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格 (SB新書)

世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格 (SB新書)

娘のすみれさんがハーバード大学大学に入学したことで話題になりました広津留(ひろつる)真理さんの著作です。本書にもあるようにハーバード受験自体はすみれさんが自分で決めたことで、この本自体の内容も子供をハーバード大学などの米国一流大学に入れる為の指南書ではありません。

真理さんはとにかく勉強家であるのだろうなというのが私の一番の感想で、ご妊娠されている間に200冊の育児書を読み漁ったというエピソードをはじめとして、ソフトウェアなどのIT分野の方でもないのに、ソフトウェア研究者であるアラン・ケイの言葉を引用されていたりと、熱心に情報を集められている方であるという印象を強く持ちました。

こうして真理さんが学んだこと、自分で考えたことを継続して子育ての中で実践した結果が、直接的にではないにせよすみれさんのご活躍に繋がっているというのは間違いないでしょう。真理さんの主張を本当に一言でまとめてしまえば「家庭学習は必須」ということだと思いますが、これに関しては私も同意します。

どのような方向性に子供を進ませたいにせよ、現代の日本の教育システムでは賄えない部分というのはかなり多くあると思っています。塾や習い事などがその隙間を埋める助けになることには同意しますけれど、親が自ら考えて実践することほど子供にとってインパクトの強いものはないのではないかと思います。

ちなみに上で本書は指南書ではないと書いたのですが、広津留さんはすみれさんに英語子育てをしていた経験から現在は英語を勉強する方法を教えられているようで、「ひろつるメソッド」と呼ばれているその方法論を本書で説明しています。その部分は、まあ指南書だと言っていいと思います。

私が個人的にこの本で一番面白いと思った部分は、すみれさんがハーバード大学を見学し、そこから受験を決意するまでの経緯です。正直に言って羨ましいと感じました。私もハーバード大学ではないのですが、初めてアメリカの大学(ちなみにワシントン州立大学だったのですが)を訪れたとき、その圧倒的な大きさと雰囲気に魅了されたのを覚えています。

ただ私の場合はそのときすでに大学を卒業してからしばらく経ったときだったので、そこで自分が学ぶ為に入学を目指すというのは当時の自分にとってかなりハードルの高いことでした。その後10年くらいして仕事の関係でスタンフォード大学を訪れる機会もあったのですが、そこでも同じように強く魅了された記憶があります。

すみれさんのように早い段階から海外の一流大学をその目で見て雰囲気を感じるチャンスがある子供というのは、海外がかなり身近になった今でもそんなには一般的ではないと思います。私は現時点では娘たちの海外大学入学を切望しているわけではありませんが、選択肢を広げてあげる、視点を広くしてあげるというのは親ができるひとつのことだと思いますので、年頃になったらそんな大学やその周りの街なんかを訪れる機会でも設けてあげられたら良いのかもしれません。

娘と一緒に夏休みの自由研究としてプログラミングに取り組んでみた(1)

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少し前から長女の夏休みの自由研究のネタとしてプログラミングをさせてみたら面白いのではないかと考えていたのですが、初めての夏休みである今回からさっそく始めてみることにしました。

プログラミングの必修化の動きとは全然関係ないと言ったら嘘になりますけれど、自分の得意分野なんで単純に私が楽にこなせるかもしれないという発想と、自分のやっている仕事の欠片でも娘たちに体験してもらいたいという想いと、あとはあまり決まりきった自由研究のネタだとあんまり面白くないので一石投じてみたいということが理由です。もしかすると既にプログラミングはそんなに珍しくないネタかもしれませんが。

何をさせたら面白いかということは色々考えたのですが、まずは深く考えずに簡単にやれること、あまり準備がなくやれることをやってみて、娘が今後とも続けてくれそうであれば徐々にやりたいことを形にしていくのが良いんじゃないかと思いました。そういうわけで今回はホームページを作ってみることを第一のテーマにしてみました。

ホームページにしたのは、長女は何かをデザインしたり作ったりするのが好きなので興味を持ちそうだと思ったことと、特別な道具を用意する必要がないこと、それから娘が友達や先生に成果物を見せたいと思ったときに比較的簡単にシェアできることが理由です。

そのうち時間があるときに詳しく手順を書いてみたいと思いますが、まずは親の方でマイクロソフトのAzure(アジュール)というサービスにアカウントを登録し、次にマイクロソフトのVisual Studio 2017 Communityというソフトを作業に使うPCにインストールしました。基本的にはこの二つさえ準備が終われば作業を開始できます。

ホームページ、及びプログラミングをどのように長女に説明するかはかなり迷ったのですが、とりえあずは可愛いものが大好きな女子です、「可愛いページを作ってお友達に見せたりすることができる」というようなことを言って興味を持たせました。実際にイラストのフリー素材で長女が好きそうな画像をいくつか探してきておき準備しました。

今日すごく手早くページをひとつ作ってAzureに発行してみたのですが、基本的にやったことと言えば画像をページに配置してから大きさや位置などを決めさせたことと、ページに配置したラベルの内奥を変更するために英文をタイプさせてみたくらいです。

結果として初日としては上出来だと思ったのですが、可愛い画像がいくつか張り付けられたページを作り、そのうちの画像のひとつをボタンとした作成し、そのボタンが押されたら画面上のメッセージが変わる、という簡単なものを作成しました。

Oxford Reading Treeのレベル5に進出したら内容がファンタジーだった!

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長女は早くもOxford Reading Treeのレベル5(ステージ5だったかもしれません)を読むようになりました。相変わらず毎朝必ず1冊は読んでいて、最近はあからさまに読むスピードが上がってきたのを感じます。

レベル5からは何故か内容がファンタジーになっています(笑)レベル4で家族が引っ越しをするのですが、そこで見つけた不思議な箱と小さな家が物語の鍵になっています。まさかこのように続編になっているとは知らなかったので驚きです。

今までの内容は毎日の家族の過ごし方であったりとか、子供たちが通っている学校に関するもの等が中心だったので、少しですがファンタジーらしいボキャブラリーなどが出てきています。それが今回の楽しいところでしょうか。

さすがにレベル5ともなると文章の分量がそこそこになってきていて、1ページにニ、三個の文があります。今朝は長女が読む前に私が読み聞かせをしたのですが、もう普段読み聞かせをするときに使っている絵本に分量が近づいてきている感じがしました。

まだその日はそこまで近くはないでしょうけど、いつかは娘が自分で読む文章が、私が読んであげる文章よりも分量が、多くなってしまうわけです。読む力が増してくれば、自分で読んでしまったほうが速いわけですからね。

そんな日が来るのは嬉しいやら寂しいやらですが、いずれにせよ読み聞かせは続けていくだろうと思います。何で読んだのかは忘れましたが、大人でもいざ読み聞かせをしてもらうと結構心地良くそれを聞いてくれるらしいです。

それに子供が自分で読み始めても、少なくとも最初のうちは単語などのレベルは簡単なものが多い訳で、親が読んであげる本でそのような難し目の単語や表現や内容に触れさせてあげるのは大事です。

近頃本当に悩んでいるのが、Oxford Reading Treeをこのままのペースで進めているとだいぶお金がかかってしまうということです。そろそろ少し長めの小説的なものを買って、それを毎日少しずつ読んでいくという方針にした方が安くつきそうです。どうしましょう。

とにかく簡潔に科学的なアプローチを紹介してくれる「子育ての最高の子育てベスト55」は便利な"まとめ本"です

先日家の近くの本屋でこの本が平積みで売っていたので気になっていたのですが、最近はなるべくKindleで本を買うことにしているのと、タイトルがちょっと恥ずかしめだったせいか立ち読みもせずにいました。思えば立ち読みくらいしておけばよかったのですが。

先日どこかのブログで「タイトルはあれだけど内容は良い」というような書評があったので今回Kindle版で購入してみた次第です。ちなみに余談ですが、Kindleで何でもかんでも(例えば雑誌とかも)読もうかと思うとそれなりのデバイスが必要になってきます。現在iPad Proを買ってKindle読書環境を一気に快適にしようかと思っているのですが悩み中です。

あんまりこういう本ってないんじゃないかと思いますが、この本は必要な事だけ箇条書きで書いてあるような非常に簡潔な本です。つまらないくらいスリムにそぎ落とされている印象です。そのせいか読んだばかりなのですが、著者のことが全然頭に残っていません。普通は色々と自分のことについて述べているものですが、この本にはそれがないです。

とにかく子育てをする上では「こうした方がいいよ!」という提言が次々と出てきます。簡潔にしているので詳細な実験結果などは付いておりませんが、それぞれの提言は科学的に立証されているという前提になっています。もちろん科学的と言っても社会科学的な意味合いですが。

その他もろもろの類似署を読んでいる方であれば、すごくいいまとめ集のように感じると思います。書いていて思いましたがいわゆるまとめサイトになんとなく感じが似ていなくもない内容です。

例えば語り掛けの話であれば0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児に非常に詳しい内容が掲載されているわけですが、こちらの本では「1日に子供に話しかける語数が〇〇語だったらこう、△△語だったらこう、という実証結果がある。だから子供に沢山話しかけよう」みたいなことが載っているイメージです。

ここに載っている提言が最先端のものかは分かりませんが、少なくても最近の子育てにおいてどのような提言が科学的手法に基づいてお勧めされているのかを総覧したいという場合、もしかしたらこれ以上の本はないかもしれません。内容が簡潔なので、一気に読むことができるタイプの本です。

これまた簡潔でしたがバイリンガル教育について述べられている箇所もありました。本書では実の親がやるのではなく、ベビーシッターなどを利用してそれを行うべきだとの方針でしたが。その箇所ではずっと前に紹介したTEDトークのスピーカーの研究者の方の実験結果を引用されていましたので、もしこの本が基づいているような科学がどのようなものであるかを知りたいという場合には、そのTEDトークを見てみるのがいいと思います。

おむつと自転車とターザンロープ

First Biking
ウチの長女はおそらく睡眠にそこそこの問題があって、4歳の誕生日を迎える頃にはまだ毎晩必ず夜中に目を覚まし、それも起きるときは必ず号泣で、寝かしつけるまでには結構な時間がかかったので夫婦共々若干のノイローゼ状態になっていました。

小学一年生になった今では流石に夜通し眠るようになったのですが、その事と関係あるのかないのか分からないのですがずっと夜のおむつが外れずにいました。どうしてもおねしょをしてしまうのです。

親としても色々な手を講じたのですが中々おむつなしで寝ることが出来るに至らずに、最近では「いつかは外れるだろうから放っておこう」くらいのスタンスでいたのですが、それでも「学校の行事でどこかに宿泊するときまでに外れてなかったらどうしよう」などと心配していたのも事実です。

正直親としても恥ずかしい話題でここに書くかどうかも迷ったのですが、同じように悩んでいる親御さんもいるのではないかと思い書いてみることにしました。

この寝るときのおむつ問題が、この三連休の週末で一気に改善に向かいました。

きっかけは単純で、ある晩間違えておむつを履かせないで寝かせてしまったのですが、朝起きたらなんとおねしょをしていなかったのです。これはたまたまだったのですが、親子共々大喜びの朝を迎えました。きっとこれが自信になったのでしょう。次の日からおむつなしで寝ると言い出すようになり、一度おねしょをしてしまったものの、夜に自分で起きてトイレに行くまでになりました。驚くべき進歩です。

これからもおねしょをしてしまうことはあるかもしれませんが、この三連休の彼女を見るに、もうおむつを履いて寝ることはないのではないかと思います。余ったビッグサイズおむつは次女に使ってもらうことになりそうです。

またこの三連休で自転車に乗れるようになりました。親の怠惰でずっと自転車を与えていなかったのですが、三連休中に一気に練習し、公園で会った小学校のお友達にいいところを見せようとどんどんチャレンジして、まだ少し不安定ながらも「自転車に乗れた」と十分言ってもいいレベルになったと思います。

私もそうなのですが、初めて自転車に乗れた日というのは結構強烈な記憶として頭に残っている人が多いのではないでしょうか?この三連休が長女の頭にそのようにして残り、今後の人生に何かしらの自信を与えてくれるような存在になればとても嬉しいです。

また同じ公園にいわゆる「ターザンロープ」が設置してあるのですが、慎重な性格の長女はこれに一度も自分で乗ったことがなく、ずっと私の助けを借りてロープにしがみつき、ロープの移動中にもパパに
支えてもらわないと怖くてできないという状況でした。しかしこれもいきなり一人でチャレンジし、一気に乗れるようになってしまったのです。

そんな風に一気に長女の成長を感じた素晴らしい三連休でした。長女は上述のように慎重で、成長もどこかゆっくり目の子供なので、もしかすると成長をするときにはドバっと一気にやってくるのかもしれません。

育児書の理屈によれば、これらのことが出来たことよりも、その達成の為にチャレンジしたこと事態を褒めてやるべきだということなので、「自転車の練習を頑張った」、「ターザンロープに挑戦した」、「おむつなしで寝ることにチャレンジできた」ということをたくさん褒めてあげました。

という親バカ全開の内容ですが、成長記録として残しておきたいと思いましたし、上述のおむつについては似たような悩みを抱えている親御さんの参考になれば幸いだと思って書いてみました。

文部科学省が出しているプログラミング教育に関するドキュメントをさっくり読んでみました

Preparation
そう言えば国が出している情報をきちんと見たことがなかったので、プログラミング教育:文部科学省にてプログラミング教育の全体像について把握してみようといくつかドキュメントに目を通してみました。

小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ):文部科学省
有識者会議の議事録というかまとめのような文章。会議と言っても日本のお役所の会議なので、議論がされた場というよりは、関係者が持ち寄った内容が披露された場のようなものだったのではないかと推測します。

そこそこ面白く読めたのですが、この引用した文章がおそらく文部科学省が考えるプログラミング教育をする意義を端的に表しているのではないかと思い、考えを理解するのに参考になりました。

こうした「プログラミング的思考」は、急速な技術革新の中でプログラミングや情報技術の在り方がどのように変化していっても、普遍的に求められる力であると考えられる。また、特定のコーディングを学ぶことではなく、「プログラミング的思考」を身に付けることは、情報技術が人間の生活にますます身近なものとなる中で、それらのサービスを受け身で享受するだけではなく、その働きを理解して、自分が設定した目的のために使いこなし、よりよい人生や社会づくりに生かしていくために必要である。言い換えれば、「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を目指す子供たちだけではなく、どのような進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。

正直引用部もそうですが、全体的には(正直意外だったのですが)好印象のドキュメントです。もちろん私には私なりの考えがあるのでこの文部科学省の方針と私の考えるあるべき方針が同じという意味ではないのですが、きちんと考えられて作られている内容だと感じました。そういう意味で好印象です。

他にもいくつか引用したいと思います。

小学校におけるプログラミング教育が目指すのは、前述のように、子供たちが、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験しながら、身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと、各教科等で育まれる思考力を基盤としながら基礎的な「プログラミング的思考」を身に付けること、コンピュータの働きを自分の生活に生かそうとする態度を身に付けることである。

そうした生活の在り方を考えれば、子供たちが、便利さの裏側でどのような仕組みが機能しているのかについて思いを巡らせ、便利な機械が「魔法の箱」ではなく、プログラミングを通じて人間の意図した処理を行わせることができるものであり、人間の叡智が生み出したものであることを理解できるようにすることは、時代の要請として受け止めていく必要がある。

プログラミング教育の実施に当たっては、コーディングを覚えることが目的ではないこと[8]を明確に共有していくことが不可欠である。また、「主体的・対話的で深い学び」の実現に資するプログラミング教育とすることが重要であり、一人で黙々とコンピュータに向かっているだけで授業が終わったり、子供自身の生活や体験と切り離された抽象的な内容に終始したりすることがないよう、留意が必要である。楽しく学んでコンピュータに触れることが好きになることが重要であるが、一方で、楽しいだけで終わっては学校教育としての学習成果に結びついたとは言えず、子供たちの感性や学習意欲に働きかけるためにも不十分である。学習を通じて、子供たちが何に気付き、何を理解し、何を身に付けるようにするのかといった、指導上のねらいを明確にする必要がある。

ドキュメントが良いと思うのに正直不安に感じるのは、やはり行政の実行能力に不安があるからでしょうか(笑)

まあ文句ばかり言ってても何も起こらないので、何か自分にもできることがあるかと考えてみたいと思います。少しこれについては世の中の流れを見ていきながら考えたいです。

情報教育指導力向上支援事業(諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究)|学校教育分野|教育の情報化
諸外国のプログラミング教育、もしくはそれに準ずるような活動について調べた記録。かなりの分量のドキュメントになっています。あまり詳細には読んでいませんが、教える人材の不足というのは結構共通の話題としてあるようです。

ちなみに嫌味を言うわけではないのですが、これだけ調べるには諸外国の言語で書かれたドキュメントをたくさん読む必要があったのではないかと推測します。

それには機械翻訳を使用されたのでしょうか、それとも人間の手で翻訳なり読解なりしたのでしょうか。もし機械翻訳したのであれば、そのことそのものがプログラミング教育の必要性を訴えるための良い事例になりそうです。

プログラミング教育実践ガイド|学校教育分野|教育の情報化
各学年別のプログラミング教育の事例が紹介されたドキュメント集です。まず長女に合わせて小学一年生のものを読んでみたが、VISCUITというビジュアルを用いたプログラミング環境を用い、いもむしを動かすという内容だった。生徒はiPadを使っていたようだが、なるほどと思ったのは先生側に大きなモニタが必要だということ。そうじゃないと確かに効率が異常に悪くなりそうです。あまり日本の公立小学校で大々的に設備投資がされるイメージがわかないですが、設備に関しては上で引用したドキュメントでも触れられており、こうした基礎的な環境が各校にそろえられることを願うばかりです。

次に小学六年生の事例も読んでみました。Scratchを用い、Scratch上のキャラクタにユーザーのアクション(クリックとか)に応じて台詞を言わせるというものでした。おそらく社会の授業か何かと組み合わせたないようだと思います。その組み合わせることそのものに関しては、それも先のドキュメントで紹介されていましたし、孤児的にもプログラミングというものを単体で子供たちに捉えてもらうよりは、他の何かと組み合わせて捉えてもらった方が色々とメリットがあると考えます。

技術的にはすごくよく解釈すれば応答システムの構築をしているような感じに思えますが、実際のところはただのアプリのUI作成みたいな内容です。具体的に言えばクリックアクションに固定値の文字列を入れて、それがキャラクタの台詞として出てくるようにしているだけだと思います。ここは小学校六年生であればもう少し面白いことが出来たのではないかと思ってしまいます。

英語のフレーズ集が役に立たない理由

Useless.
誰だったのかは思い出せませんが、その昔「お疲れ様って英語でなんて言うの?」と聞かれて驚いた記憶があります。なぜ驚いたかというと、その問い自体がそもそも間違っていることに気が付いていないようだからです。

しかし鑑みてみると、このように「日本語のある言い回しAに対応する英語の言い回しBが存在する(もしくはその反対)」と思っている人はかなりいるように思います。その証拠のひとつとして、本屋に行けばいくらでも見つかるフレーズ集の存在があります。

フレーズ集にはまさに「お疲れさまは英語でBlah blah blahと言います」という例がたくさん載っていますが、あれははっきり言って意味のない対応です。例外はあるとは思いますが、言語とは、もっと言うと文化とはそんなに簡単に対応させられるものではないのです。

例えば「おはようございます」は十中八九「Good morning」に対応されていると思います。この例はほぼそのまま適応できるケースがほとんどでしょう。

しかし例えば日本では、飲食業やテレビ業界では夜からの出勤だったとしても挨拶は「おはようございます」です。ここに英語のGood morningを当てはめることはできません。英語圏にはそのような文化は無いからです。夜にGood morningは使えません。

子育て英語フレーズ集のようなものもそれなりに見かけます。そこには例えば英語で「エライねっ!」って子供に言う場合はこう言います、というようなことが平気で載っています。しかし我々が「エライねっ!」と子供に言うシチュエーションは様々で、それを全てカバーできる英語は存在しません。

フレーズ集というのは形態が分かりやすくとっつき易そうなので人気があるのかもしれませんが、これが英語の学習を若干妨げる障害になっているような気もします。これのせいで冒頭に出てきたような、日本語のある言い回しを完全に代替する英語の言い回しがあると勘違いするような人が増えている気がしなくもないです。

ちなみに私はシチュエーション別の英語の言い回しみたいな本だったらすごく役に立つと思います。例えば上の例で言えば「部下たちが遅くまでチームの成功の為に働いてくれた。仕事を頑張ってくれたみんなを前にして、上司が言いそうなこと」とか「転んでしまった子供が、必死に泣くのを我慢しているのを褒めてあげたいときの一言」というようなシチュエーション別に、そこで自然に響きそうな英語の言い回しを紹介するというような形式であれば意味があると思います。

結局言語というのはコンテキストが全てです。コンテキストと言っても誰が何を言ったとか言語的なものだけではなく、いわゆるシチュエーションというものも含みます。コンテキストによってあなたが話すことの適切さや自然さが変わってくるのです。

ですのでコンテキストを無視した、もしくは日本のコンテキストが英語圏という他文化でもそのまんま通用することを想定したようなフレーズ集にはまったく意味がありません。まったく役に立ちません。英語の学習をするときにはそこには必ず気を付けたほうがいいと思います。

「大事な点なので日本語で言います」は英語育児ではよくある。ただし感情を伝える場面でだけど。

emotions

以前に英語を公用語としている企業で「大事な点なので日本語で言います」という会議の後のフォローアップがあるとかいう話が揶揄される形で広まったことがあったと思いますが、これは私は英語育児をやる上で結構やっています。

ただし情報を伝える為ではありません。例えば長女に何かどうしても覚えておいてもらわないといけない事項があって、それがきちんと伝われなかったら嫌だから日本語で言おう、みたいなシーンは我が家にはないです。そこは英語で成り立ちます。

上述の前置きは娘に対して言いませんけれど、大事だから日本語で伝えなければと思うのは感情を伝えたいときです。

例えば簡単な話ですが、私はよく娘に「I love you」と言いますけれど、やはりここぞというときには「大好きだよ」と伝えてます。なぜかというと日本人であり英語のネイティブスピーカーではない私にとって「I love you」という言葉に感情が乗り切らないからです。

怒るときにも同様です。良くも悪くも育児をしていると怒ること、叱ることの連続です。軽く注意したり警告したりするときには全然英語で問題ないんですけれど、何か娘がやってはいけないことをしたとして、本気で怒るときにはやはり日本語で伝えるようにしています。

これはもちろん私が英語のネイティブスピーカーではない、もしくは感情を伝えるレベルの語学力がないからそうしているだけであって、例えばそこに英語でもまったく不自由を感じないレベルの方であれば、このような方策をとる必要はないと思います。

そういえば以前紹介したヒロシ、君に英語とスペイン語をあげるよという本の中で、英語、スペイン語、日本語の三か国語で育てられた洋君に「どの言語でも人を愛せると思いますか?」という質問がインタビューにてされているのですが、これがそういうことかもしれません。

ちなみに全然関係ないんですけれど、上述の企業の話が本当だとして、伝わっていないと問題のある大事な情報なのであれば英語だろうが日本語だろうがメールで送って伝えた方がいいと思ってしまうのは私だけでしょうか…

ニューヨークの素晴らしい子供用図書館について紹介しているTEDトークを見つけたので紹介!

Canada Water Kids Library

図書館の子供用スペースがとても好きで、素敵な子供用コーナーを見ると幸せな気持ちになります。自分は子供の頃に別に本が好きだったわけではないのですが、子供の頃にこんな図書館があったら読書好きになれただろうなと勝手な妄想に浸ったりするのも好きです(笑)

先日本棚ベンチを簡単なDIYで作ったのですが、これは我が家に素敵な子供本コーナーを作りたいという野望の第一歩目なのです。と言ってもまだ第二歩目が何なのかは決まっていないのですが。

そんな子供の図書コーナー好きの私なのですが、この度おなじみのTEDトークで子供、というか学校の図書館のデザインに関わった人のプレゼンテーションがあったので紹介したいと思います。


プレゼンターの方の素性は知りませんが、「The L!BRARY Initiative」というニューヨークの学校の図書館を改善するプロジェクトの中心人物となったデザイナーさんのようです。

本当はニューヨークとしても学校そのものの建物などの改築を考えていたようですが、予算の関係でこの方に図書館のみのリデザインを依頼することになり、この活動に繋がったようです。

トーク自体が非常にユーモアに溢れていて面白いのですが、特筆すべきは中盤から出てくる完成した図書館の写真です。

思わず「こんなところで本読みたい!勉強したい!」と思わせる素晴らしい出来になっています。是非一度ご覧になってみてください。

日本の図書館も素晴らしいのですが、やはり遊び心を取り入れるのが苦手な国民性、ここまで楽しそうなデザインにはなかなか踏み込めませんよね。個人のデザイナーレベルではこういうアイデアも出てくるでしょうけれど、なかなかそれば採用される文化がまだないでしょうね。

これはさすがにまったく自宅では再現不可能だと思いますが、少しでも子供たちの家での読書環境が良くなるよう、今後とも改良を加えていきたいと思っていて、すごくこのトークは参考になりました。

長女にはじめてアメリカのコミックを買ってみた

My Little Pony: Friendship is Magic Volume 1

My Little Pony: Friendship is Magic Volume 1

前回に続いてMy Little Ponyネタですが、この度初めて長女に漫画というか、洋書のコミックを買ってみました。まだ自分では読めるレベルの本ではないので、あくまで読み聞かせよう。

長女はアメリカにいたときに一通りスパイダーマン、バットマン、キャプテンアメリカなどのキャラクターには触れる機会があったのですが、アメリカのコミックを買うのは初めてです。

男の子だったらそういうスーパーヒーローもののコミックを買ったかもしれませんが、おそらく今ではそういうのに見向きもしないはずなので、まあMLPで良かったのではないかと思います。

コミックの読み聞かせをするのは初めてですが、慣れてないせいか結構読み辛いです。まずアメリカのコミックはなぜか全部大文字で書かれているので、それに慣れません。

また普通の絵本に比べて、私がどこを現在読んでいるのかということが長女に伝わりづらい気がしていて、それが気になっています。ついつい吹き出しを指さしてしまったりするのですが、そうすると画が見えないと言って長女に嫌がられたり。

このコミックのシリーズ、実は一冊2000円程度とかなりお高めの設定なのですが、娘の食いつきがかなり良いため、今後とも買い足す可能性が高いです。どうなることやら。